意外と知られていない!アメリカでほぼタダで家具を揃える方法:Facebook Marketplace完全ガイド

渡米直後に待ち受ける「家具問題」、知っていましたか?

日本から渡米する人の多くが最初にぶつかる問題の一つだと思います。スーツケース2〜3個で飛行機を降りて、アパートの鍵をもらって、扉を開けたら、何もない部屋。ベッドも、ソファも、テーブルも、何ひとつない。そこから生活を始めなければいけない人がたくさんいます。

「じゃあ家具を買おう」と思い立ち、IKEAやTargetのサイトを開いてみると、ソファひとつで$400〜$1,000、ベッドフレームで$300〜$600、ダイニングテーブルセットで$400〜$800。気が遠くなりますよね。初期費用の合計が$3,000〜$5,000を超えることも、全然珍しくありません。

でも、実はそんなに払わなくていいんです。

私が渡米したとき、ソファ・コーヒーテーブル・本棚の3点をまとめて$80で手に入れました。しかも、どれも状態は悪くなかった。その方法が今回紹介する Facebook Marketplace です。アメリカに来て家具などを探す際にとっても役立つサービスです。

Facebook Marketplaceって何?

Facebook Marketplaceは、Facebookのアプリ内にある個人間売買プラットフォームです。日本でいうとメルカリやジモティーのような感覚で、近所の人との売買ができます。

仕組みはシンプルです。出品者が写真と価格を投稿して、買いたい人がメッセージを送って取引するだけ。Facebookのアカウントがあればすぐに使えますし、現在地周辺の商品を地図表示で検索できます。価格帯・カテゴリー・距離もフィルターで絞れるので、「自宅から10マイル以内、$50以下のソファ」みたいな条件でぴったり探せます。

日本のフリマアプリと大きく違うのが、「Free(無料)」の出品が山ほどあること。アメリカ人は引越しや模様替えのとき、手間をかけてゴミとして捨てるくらいなら「誰かもらってくれるならタダでいい」という感覚で家具を手放す文化があります。状態のいいソファやデスクに「$0」のタグがついて出品されているのは日常の光景です。

メルカリやジモティーとの大きな違いとして、Facebook Marketplaceには「Facebookプロフィール」との紐付けがあります。出品者の顔写真、友人の数、アカウントの活動歴などが見えるため、取引相手の素性をある程度確認できる。これがある程度の安心感につながっています(この点についてはあとで詳しく説明します)。

Flee market フリーマーケット 市場

実際に何が手に入るの?

Facebook Marketplaceで見かけるアイテムは多岐にわたります。よく出品されているのは以下のようなものです。

ソファ・カウチ(一番出品が多い)、ベッドフレーム(マットレスは後述します)、ダイニングテーブルセット、デスクとオフィスチェア、本棚・テレビ台・収納棚、テレビ・冷蔵庫などの家電、照明器具・カーテン、キッチン用品・食器類なども揃います。

家具に関していえば、卒業シーズン(5〜6月)と入学シーズン(8〜9月)が狙い目です。学生が「引越し前に処分したい!」と大量に出品するため、この時期は選択肢が一気に増えます。私が渡米したのも8月でしたが、まさにこのタイミングで良質な家具が溢れていました。

一点、注意してほしいのがマットレスです。これは個人の好みにもよるのですが、ベッドフレームは中古で全く問題ないのですが、マットレスだけは衛生上、中古を買うのはあまりおすすめしません。マットレスはCostcoやIKEAで新品を買うのが無難です($150〜$300程度)。もちろんマットレスを受け取って何も問題なく使っている人もいますのでご自身の判断にお任せします。それ以外の家具はMarketplaceで十分賄えます。

使い方:実際の流れ

まず、アプリかブラウザでfacebook.com/marketplaceを開いてみてください。検索バーに「sofa」とか「desk」と入力するだけで、近くの出品がバーっと出てきます。「Free」で検索すると、無料の出品だけに絞れるので、とにかく出費を抑えたい方はここから始めるのがおすすめです。

気になるものがあったら、「Message Seller」を押してメッセージを送ります。英語でのやりとりが心配な方もいると思いますが、本当に短い文章で大丈夫です。こんな感じで十分通じます。

「Hi, is this still available? I’m interested in picking it up this weekend. What works best for you?」

返信が来たら日時と場所を決めて取引完了です。支払いはVenmoかZelleが使われることがほとんどです(使い方は別記事でまとめているので読んでみてください)。大きな家具の場合は出品者の家まで取りに行くことが多いので、車がない場合は別記事で紹介しているHome Depotのトラックレンタル(75分$19〜)が便利です。

Safety 安全

安全に使うためのポイント

「見知らぬ人から物を買うのは怖い」という気持ち、わかります。私も最初は少し緊張しました。ただ、いくつかのポイントを押さえておくだけでかなり安心できます。

①出品者のプロフィールを確認する:Facebookアカウントが古く、友人が多く、投稿履歴があるプロフィールは信頼性が高いです。逆に、作成したばかりのアカウントや写真が一枚もないプロフィールには注意しましょう。取引をキャンセルしてもなんの問題もありません。

②小物は公共の場所で取引する:小さな家具や小型家電などの小物は、スターバックスやショッピングモールの駐車場などで受け渡しすることもあります。大型家具の場合は相手の自宅に取りに行くことになりますが、複数人で引き取りにいく、事前に友人に行き先を伝えておくなどの習慣をつけておきましょう。

③写真と状態が違っても焦らない:「写真より傷が多い」「サイズが微妙に違う」ということはあります。取りに行く前に追加の写真を送ってもらったり、サイズを確認したりするひと手間が大切です。取引を断っても全く失礼にはあたりません。

④値下げ交渉は普通のこと:日本では値段交渉に気が引けることもあると思いますが、アメリカでは「Is the price negotiable?」と聞くのは全然普通です。$80の商品なら$60〜$65で提案してみましょう。断られたとしても、それほど気まずくなることはないと思います。

Caution 注意

Craigslistについて:正直かなり気を付けた方が良いです

Facebook Marketplaceと並んでよく名前が挙がるのが Craigslist(クレイグスリスト)です。こちらもアメリカの老舗の個人間取引掲示板で、家具・住居・求人・雑用依頼など、ありとあらゆる情報が載っています。

ただ、正直に言うと、Craigslistを使用する際には細心の注意が必要です。Facebook Marketplaceと違い、アカウントとの紐付けがないため、出品者の素性が全くわかりません。詐欺、幽霊出品(取りに行ったら「もう売れた」と言われる)、粗悪品の押し付けなど、トラブルの報告は明らかに多いです。

私の知り合いも一度Craigslistでの取引に行き、「なんか雰囲気が怖かった」と言っていました。そこまで危険なことが起きたわけではなかったようですが、Facebookのように相手のプロフィールが見えないのはやっぱり不安ですよね。

もし使うなら、「Free(無料)」カテゴリーだけを活用するのが現実的です。タダで処分したい人の出品なので詐欺の動機が薄く、引越し前の家具をとにかく早く誰かに持っていってほしい、という純粋な出品が多い印象です。

ただ、Craigslistでの取引は昼間・人通りのある場所に限定することを徹底した方が良いと思います。個人的には、まずFacebook Marketplaceから始めて、Craigslistはどうしても見つからないときの補助的な使い方をおすすめします。

日本人がよくやってしまうこと2つ

最後に、Facebook Marketplaceを使う際に日本からの渡米者がやりがちなパターンをお伝えします。私自身や周りを見ていて感じたことです。

①返事が遅い:良い商品には複数の人が同時に問い合わせを送っています。「明日送ろう」「週末確認しよう」と思っていると、気づいたら「Sorry, it’s sold!」のメッセージが来ています。気になったらその場でメッセージを送るのが鉄則です。

②車を確保せずに取引を進めてしまう:大型家具を買った後に「どうやって運ぶんだろう」となるパターンが意外と多いです。自分で車を持っていない場合は、取引前にHome Depotのトラックレンタル(75分$19〜)か、UberやLyftのXLオプションを手配できるか確認してから購入を決めましょう。

まとめ:知っているだけで数万円変わります

渡米直後はとにかく出費が多い時期です。学費、家賃のデポジット、生活用品の初期費用…。そんな中で、家具だけはFacebook Marketplaceを使えばかなりの節約ができます。

「英語でのやりとりが不安…」という方も多いと思いますが、Marketplaceのメッセージは3〜4行で完結します。英語力よりも「とりあえず送ってみる」勇気の方がずっと大切です。慣れてしまえば、何ということもありません。

あなたのアメリカ生活、応援しています!

【関連記事】

「意外と知られていない!アメリカでほぼタダで家具を揃える方法:Facebook Marketplace完全ガイド」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: アメリカで車がない留学生へ:Turo・レンタカー・カーシェアを徹底比較 -

コメントを残す

上部へスクロール

をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む